大賞をいただいて
藤本智己(小学4年)
この度は、このようにすばらしい賞をいただきありがとうございます。
ぼくは、今年で4年続けて出品させていただきました。1年目は町の中にかいじゅうが出ぼつした絵、2年目は、宇宙の中にきれいな地球、大好きなドラゴン、ぼくのファミリー、ぼく、妹、パパ、ママ、おばあちゃん、そして天国のおじいちゃんに愛犬のレオも描きました。2年とも入選をいただき、出品する楽しさを知りました。3年目はもっとがんばるぞと思って、妹がおふろに入っている絵を書いた所、絵画の部の最優秀賞をいただき、まさかと飛んで喜びました。それがなんと、今年は大賞をいただく事になり、まさかのまたまさかで、毎年来年は何を表現しようと、とにかく挑戦したいという気持ちと、いただいたごほうびがうれしくて続ける事ができました。
今、ぼくは小学4年生、ちょうど10才になり、10年の中にはいろいろな事がありました。幼稚園と小学校受験、そして大変おおきな事故に大きな手術。5才で落下事故をおこし、頭がい骨骨折。小学2年生の時に、生まれつき心臓に穴があいていた事がわかり、心臓手術も受けました。どちらもぼくにはこわい経験でした。よく、ママと話をします。あんな経験をしたからこそ、人へもやさしい気持ちになれるし、今をだいじにしなければと、楽しむ気持ちが生まれ、とても自分が自由でいられます。ぼくは自由人だと思います。
自由でいられない人たちがきっと、現在の様々な事件をおこしているにちがいないと、もっと心が自由でいられたら問題も少なくなるだろうにと思います。
今年は宇宙をバックにきょうりゅう、そしてぼくたちファミリーをその時代にタイムスリップさせてみました。その絵を先生がたが認めてくださった事を心よりかんしゃしています。ぼくの自信になり、これでいいんだと、がんばって続けてよかった、好きな事を表現するってすばらしい事。そして生きていてよかったと思います。ぼくはこれからも一つ一つ歩んで行きます。そしてもっと自信をふやし、強い心を作ってどんな事があっても必ずマイナスをプラスにかえて、大きな宇宙のような心になっていきたいと思います。
先生がた、ぼくは今日のこの日のことをわすれません。これからもいろいろな事を表現していきたいと思います。どうぞ、見ていてください。 |