2018(平成30)年「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
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第21回(2018年/平成30年) ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)
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2018年を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
子どもが選んだ重大ニュース』と
『100字コラム』

第21回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告


 「現代用語能力検定」「作文検定」「小論文検定」を主催する、内閣府認可NPO現代用語検定協会では、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。この事業は、『子どもが選ぶ重大ニュース』と『100字コラムコンクール』の応募で構成されています。今回で第20回目となるこの事業は、教育開発出版(株)に協賛いただき、NPO次世代教育推進機構、 (株)自由国民社の御協力を得て、2018年11月15日〜12月5日に実施し、このほど、その集計結果をまとめました。なお、この調査は、全国の約1765名の児童・生徒が参加、アンケート記入方式で実施しています。
 さまざまな情報があふれる社会状況のなかで、現代の子ども達が2018年の出来事に対してどのような関心を持ったかの一端を垣間見ることができる結果となっています。


●主 催
●協 賛
●協 力
NPO現代用語検定協会
教育開発出版(株)
NPO次世代教育推進機構
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室

 


= 目次 =

子どもが選んだ2018年重大ニュース

調査・集計方法

『100字コラムコンクール』

2018年 応募要項 <受付終了>



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●子どもが選んだ2018年重大ニュース


順位 ニュース項目 ポイント
異常気象(大雪・豪雨・猛暑)
9047
成人年齢が18歳に
8045
オウム事件で死刑が確定した全員の刑を執行
7014
北海道で震度7の地震
6711
大坂なおみ選手が快挙
5825
パワハラ問題相次ぐ
5729
冬季五輪平昌大会
5637
大谷翔平選手が新人王
5288
医学部受験、女子受験者を減点
5246
10
米朝首脳会談
5189


身近に自然の脅威を感じた1年
パワハラ・女性差別を許さない力強い声も

 2018年の「重大ニュース」トップ3は異常気象(大雪・豪雨・猛暑)/成人年齢が18歳に/オウム事件で死刑が確定した全員の刑を執行――でした。

 今年は北海道胆振東部地震、大阪府北部地震、島根県西部地震、西日本豪雨、大型台風の直撃、記録的猛暑など、全国各地で自然災害が多発しました。子どもたちも、今まで以上に身近なところで自然の脅威を感じ、防災・減災への意識の高まりが伺えました。自分自身の災害への備えだけでなく、災害が起こった場合の助け合いや今年の災害を忘れずに防災に生かすことを周囲に呼びかけていこうとする、積極的な姿勢が見られた点は特筆すべきでしょう。

 スポーツ界におけるパワハラ問題、医学部入試における女性差別問題については、悪しき風習にとらわれる大人に対してはっきりとNOを突きつける、力強い声を届けてくれました。18歳で成人する彼らが自分たちの目で社会を見つめ、新しい感覚と主体性を持って問題に向き合っていこうとする意欲がコラムから読み取れました。

 また、オウム事件を直接的には知らない子どもたちにとって、死刑執行により当時のニュースを目の当たりにしたことは衝撃だったようです。死刑制度に対する疑問の声も目立ちました。死刑執行により事件が解決したかのように錯覚されること、真相が闇の中になってしまうことを危惧する声は、事件を風化させてはならないとの問題意識を持ったからこそ起こるものであり、未来につながる希望を感じさせてくれました。これからも子どもたちが、子どもらしい感性で世の中を捉え、疑問を持ち、考え、行動に移していくことを期待します。

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●調査・集計方法

●調査・集計方法
 この調査は小学4年生〜高校3年生までの子ども達に、2018年1月から10月までに報道された<国際情勢><政治/経済><情報/社会><環境/科学><文化/スポーツ>の5つの大分野ごとの出来事から2018年の重大ニュースを選んでもらう方法で実施しました。
 調査は、現代用語検定協会の理事が候補ニュースを23項目選定して応募シートを作成、そのシートをもとに一人ひとりのベスト10を選んでもらう方法をとりました(選定以外のニュースは記述式)。調査期間は2018年11月15日〜12月5日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受けつけたところ、投票総数は1765通でした。
 集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、各ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けしています。

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●『100字コラム』コンクール


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。
 なお、以下入賞作品の発表に際しては、個人情報保護の立場からすべて匿名としました。


●入賞コラム

「100字コラム」コンクール入選作品は以下をご覧下さい。

 【 大賞 】

「本当の“大人”」
成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた。それは、早く大人になる、ということである。しかしそれは、必ずしも心までが大人になるというわけではない。心身共に大人であり、大人の『責任』を果たせられる人が、本当の『大人』なのではなかろうか。 (中学1年)

「Rebirth」
「パワハラ」という言葉がない時代、それはアタリマエだった。する側もされる側も違和感を覚えない。アタリマエだから。悪しきアタリマエからの解放に必要なのは、新しい「アタリマエ」だ。世界が変わればアタリマエも変わる。それは「アタリマエ」なのである。 (高校2年)

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 【 優秀賞 】

「地球の異常気象と人間生活」
今年は多くの異常気象がみられた。異常気象は人間の生活に大きく関わっている。エアコンや水道の使用やゴミの分別など小さな生活改善で地球全体の豊かさが変わる。人間が地球に住んでいる以上ひとごとではなく、自分のこととして考えなければならない。 (高校1年)

「異常気象、定常化」
近年、異常気象が定常化してきている。身の上に危険がせまっているにもかかわらず、避難せずに亡くなってしまう事例が多発した。防災の3Kとは「気づく、考える、行動する」。「行動する」の重要性を今一度考えたい。 (高校2年)

「自立した18歳」
社会人の成人と学生の成人とでは責任の重さは同じなのだろうか。高校生活での18年間で、責任ある大人として成長できる環境が整っているとは、今の日本では感じられない。学校教育や家庭での教育を通して、もっと自立できるような取り組みをして欲しい。 (中学1年)

「小さな一歩から」
米メジャーリーグで最優秀新人王を日本人の大谷翔平が獲得した。彼は、小さな目標設定を行うことによって不可能だと言われていたことを可能にしてきた。小さな一歩ずつを積み重ねることができ、諦めずに努力し続けられることは努力の天才だ。 (高校2年)

「自分の弱さを知ること」
人は誰でも、その人だけの強さ、弱さを持っている。大坂なおみ選手は、自分のメンタルの弱さを自ら変えようとした。今までならイライラして泣いてしまう所で、彼女は笑顔を見せたのだ。自分の弱さを知り、変えようとすることで、人は必ず成長出来るという事だ。 (高校1年)

「死という罪の償い方」
死ぬことで本当に罪を償ったと言えるのだろうか。犯人が亡くなったところで何も起こらない。僕が遺族だったとすれば、残された人生の限りを尽くして反省し続けてほしい。死刑制度とはもしかすると犯人を早く罪の束縛から解放しているのではないだろうか。 (高校1年)

「成人とは」
成人とは「心身が十分に成長した人」のことらしい。今現在、そういえるような人は、日本に何人いるだろう。世界に何人いるだろう。時がくるのを待っていれば、誰でも成人になることができる。時を待つのではなく、迎えに行けるようになりたい。 (高校2年)

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 【 入選 】

「どうなる!? 日本の発展」
日本は平和だ。恵まれている。しかし、こんな日本で男女差別があった、このようなことがあってよいのだろうか? たしかに女性は仕事ができない時期があったりする。でも、女性だからこそできる医療もある。今回の問題について女性への考えに私は疑問を抱く。 (中学1年)

「教育のかん違い」
近頃、聞くにたえないパワハラ問題。指導者は何を目的にその立場に立ち、何を教えているのだろうか。自分の立場や、人としての善悪の区別が理解できない人間が、子どもによい教育はできない。そのような大人達が引っ張って行く社会が心配でならない。 (高校2年)

「成人デメリット」
成人年齢が引き下げられるとたくさんのデメリットがある。その中の一つは、契約が取り消せないことを狙った詐欺だ。現在でも悪徳商法が増えている。詐欺のような手段で契約を強要される被害が自分にも降りかかるかもしれないことを意識しておくべきだ。 (高校2年)

「確信のない安心」
晴れの国として知られている岡山に住む私達は皆、身近で災害が起こるなど予期していなかった。心のどこかで安全だと勝手に思い込んでいたのだ。自然災害はどこにでも起こりうるもの。それを自覚して日ごろから防災について考えて過ごすことが大切だと思う。 (高校2年)

「心は生き物」
心は表情よりも素直である。表情よりも先に動くのは心だ。優しさにふれたり、時には厳しさにふれたりする。その時、まずは心が感じる。だから、応援されると心が動き、体もそれに応えようとするだろう。だから、心は素直であり、優しさにふれることができる。 (中学1年)

「愛ゆえに」
これは愛だと自分に言いきかせてきた選手たちの目は大粒の涙。教え子の努力を非難し、暴行を加えた張本人達は口をそろえて「愛ゆえやってしまった」。暴行を加えることが愛なのだろうか。いつの間に人は相手の目を見て自分の気持ちが言えなくなったのだろう。 (高校1年)

「平成の宮本武蔵」
宮本武蔵といえば二刀流だ。大谷翔平は不可能といわれた野手と投手を両立して、今ではメジャーで22HRを野手として、投手としては4勝を記録しア・リーグの新人王に選出された。そんな彼の物語に私達は魅了され続けるだろう。まさに、彼は平成の宮本武蔵だ。 (高校1年)

「人の幸福につながるのか?」
がんの免疫治療の新たな発見は、確かに喜ばしいものだ。しかし、現在ではその治療には大きな金が必要となる。経済格差も問題視される現在に高額な薬などあっても結果的に救われるのは、ほんの一握りだ。さらに研究を深めなければ幸福にはつながらないだろう。 (中学3年)

「誰もが働きやすい環境」
障害者の働く場が減らされていた。障害を持つ人も私たちと同じように仕事を通してやりがいを感じたり、生活していくために仕事を必要としていたりするはずだ。障害者と同じ目線で働く環境を見つめ直せば、みんなにとって過ごしやすくなるだろう。 (中学2年)

「“一流選手”とは」
投げては三振をとり打てばホームランと、二刀流としてメジャーで活やくしている大谷翔平選手。また、練習中にもかかわらずファンにサインをしている姿をよくテレビで目にする。野球での技術面だけでなくファンを大切にする選手こそが本当の「一流選手」だと思う。 (中学1年)

「異常気象の爪跡未だに残る」
異常気象に関するニュースは今年、一番よく耳にした。西日本号豪雨災害においては、未だに多くの方が避難生活を強いられている。私達はこれを教訓にして、ただ天のせいにするのではなく被害を最小限にとどめるための対策を常に考えておかなければならない。 (高校3年)

「“自分づくり”という才能」
二刀流なんて不可能だ。そんな周囲の声を物ともせず成功した裏には、野球を始めたころからぶれない強い意志と、何事も自分で考えることで確立した「自分らしさ」があった。周りに流されやすい現代人にとって、大谷選手は自分づくりの良い手本と言えるだろう。 (高校3年)

「みんな平等」
男女差別はなくならないものか。確かに女性は、出産や子育てなどがあり、医師として働ける時間は短い。でもこれだけは忘れないでほしい。医師になるために今、この一瞬も努力している女性がいるということ。努力が認められる世になることを、私は願い続ける。 (中学2年)

「良き総裁、悪き総裁」
日本のリーダーはその座を維持した。今までない革新的な政策を打ち出す一方野党の反対意見を無理矢理押しきって法律を成立させる等、少し暴走ぎみだと僕は思う。支持理由として「他よりは良い」が多いこの総裁。日本の未来は明るいのか、暗いのか。 (中学1年)

「地震」
北海道で震度7の地震が発生しました。学校などで避難訓練をやっているのでもし静岡県で地震がおきたら避難訓練をいかしたいです。訓練でがんばっていることは地震がおきたらすぐにつくえの下にかくれることです。訓練でやったことをいかしていきたいです。 (小学5年)

「平和への道」
核兵器を持っている国は恐ろしさを知らない。アメリカと北朝鮮が非核化に向けて合意したが、核兵器は二カ国ともなくそうとはしないだろう。広島・長崎で起きたことに何ともは思わないかもしれない。二カ国の国民が核兵器を完全になくす考えを持ってほしい。 (中学3年)

「努力の結果」
これは、努力が結果に出るという1番の例だと思う。大坂なおみ選手は、特に心を強化し、その努力はむくわれた。この大会でも、心を乱さず冷静にプレーすることができていた。私は、点やポイントを取られても冷静でいられる心を持つ大坂なおみ選手が、憧れだ。 (中学2年)

「努力の金メダル」
彼の血のにじむような努力が二連覇と言う結果を表し、世界中に意志の強さを見せつけた。「絶対王者」を目指す高い理想を冬季五輪平昌大会で有言実行させたのだ。そして彼のスケーティングはこの先、多くの子ども達に夢や希望を与えることになるだろう。 (高校1年)

「事件は本当に終わったのか」
今回の死刑執行によって、オウム真理教による一連の事件は終幕したと思われている。しかし、本当に事件は終わったのか。全国にはまだ心身に深い傷を負った人がたくさんいる。その人達の傷が癒えない限り、事件は終わったとは言えないのではないだろうか。 (高校1年)

「“人”とのつながり」
7月、西日本に記録的な大雨があった。私の地域には、幸い大きな被害がなかったため、倉敷市真備町の方へカップめんなどの簡単な食べ物を送りました。数日後、お礼の手紙がとどき、どんどん良くなってきていると書かれていました。私にも手伝えることがあった。 (中学2年)

「命の尊さ」
2018年7月、平成最悪とも言える記録的大雨が西日本を中心に襲った。西日本でも特に被害の大きかった広島県では、一瞬で多くの命が奪われた。人間は、自然災害には勝つことができない。だが、対策は出来る。この災害をいつまでも忘れないで欲しい。 (中学2年)


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●2018年 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2018年11月15日 〜 12月5日

■対 象

小学4年〜高校3年生

■発 表
2018年12月末

■ 賞

「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、佳作を選定し、賞状と副賞(関連出版物「現代用語の基礎知識学習版」他、文具券)などを贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
片岡 輝 (東京家政大学名誉教授/NPO現代用語検定協会代表理事)
清水 均 (自由国民社編集局編集長)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
教育開発出版株式会社
NPO次世代教育推進機構

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

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