2010(平成22)年「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
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第11回(2010年/平成22年) ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)
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2010年を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
子どもが選んだ重大ニュース』と
『100字コラム』

第11回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告



「現代用語能力検定」「作文/小論文検定」を主催する、内閣府認可NPO 現代用語検定協会では、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。この事業は、『子どもが選ぶ重大ニュース』と『100字コラムコンクール』の応募で構成されています。今回で第11回目となるこの事業を、NPO次世代教育推進機構、NPOベターライフスタイル、(株)自由国民社、教育開発出版(株)の御協力を得て、2010年11月15日〜12月13日に実施し、このほど、その集計結果をまとめました。なお、この応募は、首都圏を中心に約1000名の児童・生徒を対象にアンケート記入方式で実施しています。 さまざまな情報があふれる社会状況のなかで、現代の子ども達が2010年の出来事に対してどのような関心を持ったかの一端を垣間見ることができる結果となっています。


●主 催
●協 賛

●協 力


NPO現代用語検定協会
NPO次世代教育推進機構
NPOベターライフ・スタイル
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
教育開発出版(株)
(株)ケーエスコーポレイション


● 「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)とは

 内閣府認可の特別非営利活動法人 現代用語検定協会では、『現代用語の基礎知識 学習版』編集室(自由国民社)と協力し、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。
本事業は『子どもが選ぶ重大ニュース』の調査と『100字コラムコンクール』で構成され、子どもたちが今起こっているニュースにどのような関心をもっているかを、「現代用語能力検定」の受検者、学校や学習塾、ホームページを通じて調査・集計するものです。子どもたちの現代社会に対する関心や情報理解力を高めて、自己の考えを明確に表現する力の養成をめざして実施されているものです。

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●子どもが選んだ2010年重大ニュース


順位 ニュース項目 ポイント
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件
7117
チリ落盤事故で作業員33人無事救出
6210
記録的な猛暑と異常気象
3861
APECが横浜で開催
3564
日本人2人にノーベル化学賞
3341
高齢者の所在不明問題
3328
サッカーW杯2010
3286
イチロー10年連続200本安打
3204
日本の進む惑星探査
3036
10
羽田空港で新国際ターミナルの運用開始
2987


「中国漁船衝突事件」「チリ落盤事故」に高い関心
「高齢者所在不明」「サッカーW杯」「惑星探査」「猛暑」にもコメント多数

 2010年のニュースで子どもの心に残ったトップ5のテーマは、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件/チリ落盤事故で作業員33人無事救出/記録的な猛暑と異常気象/APECが横浜で開催/日本人2人にノーベル化学賞――となります。

 09年は「新型インフルエンザ流行」「政権交代」「広がる薬物汚染」がトップ3でした。今回は「尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件」と「チリ落盤事故で作業員33人無事救出」が3位に大差をつけてのトップ2となりました。今後の日中関係に不安を感じ、ビデオを流出させたことに対しては理解できる、とのコメントが多数ありました。「チリ落盤事故で作業員33人無事救出」のニュースはテレビで生中継されたため、このことをきっかけに、「最後まであきらめずに行動する」「リーダーシップの大切さ」などを学んだようです。

 「イチロー9年連続200本安打」が09年は5位でしたが、10年も「イチロー10年連続200本安打」が8位に入りました。イチロー選手の記録は、「努力の結果だ。自分も目標をもって頑張る」などのコメントが多く寄せられました。

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●調査・集計方法


●調査・集計方法
この調査は小学4年生〜中学3年生までの子ども達に、2010年1月から11月までに報道された<国際情勢><政治/経済><情報/社会><環境/科学><文化/スポーツ>の5つの大分野ごとの出来事から2010年の重大ニュースを選んでもらう方法で実施しました。
調査は、現代用語検定協会の理事が候補ニュースを25項目選定して応募シートを作成、そのシートをもとに一人ひとりのベスト10を選んでもらう方法をとりました(25項目以外のものは記述式で受けつけました)。調査期間は10年11月15日から12月13日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受けつけたところ、投票総数は1130通で無効回答はありませんでした。
集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けしています。

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●『100字コラム』コンクール(2010年)


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。
 なお、以下入賞作品の発表に際しては、個人情報保護の立場からすべて匿名としました。


●入賞コラム

「100字コラム」コンクール入選作品は以下をご覧下さい。

 【 大賞 】


「お年寄りの大切さ」
私は高齢者をもっと大切にするべきだと思う。なぜなら今の日本を作りあげてきたのはお年寄りだからである。所在不明の高齢者が相次ぐのは、私達が気にかけていないからだ。若い人が感謝しながら介護をしてたくさん接して行くことが今の日本には必要だと思う。 (中学3年)

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 【 優秀賞 】


「自分の仕事をよく考えて」
私はこの事件を聞いたとき、とても衝撃を受けました。検察官の仕事は、犯罪の捜査を補充し、立証することだと教科書には書いてありました。それなのに、主任検事でもある人物が証拠を改ざんしてしまうなんて、絶対にあってはならないことだと思います。 (中学3年)

「私も臓器提供します!!」
臓器移植を待つ人はたくさんいる。昔は治らない病気だったはずなのに、今は移植をして生きられる可能性がある。他人の臓器というのはあるが、少しでも生きられるのであれば、私は提供したいと考えている。だから、私も提供することを家族に話しておきたい。 (中学3年)

「結局は子どもに…」
今年から、子ども1人につき月1万3000円が支給されるようになった。私の家では、4人姉弟なので5万2000円をもらえる計算になる。しかし、よく考えてみよう。日本は赤字の国である。他国からお金をかりて子どもにお金を使っても結局はもらった子どもが背負っていくのだ。 (中学3年)

「教科書から電子書籍に」
ぼくは教科書が全部電子書籍になればいいと思う。そうすれば毎日時間割をしなくても教科書の忘れ物はなくなるし、ランドセルも軽くなるからだ。動画もみることができるので資料集はなくてもいい。いろいろ問題もあると思うがメリットの方が絶対に多いと思う。 (小学6年)

「はやぶさ、がんばった!!」
先日、イトカワにむけて打ち上げられたはやぶさが帰還した。はやぶさは途中で何度も故障したが、無事戻ってきた。僕ははやぶさが故障した時を予想してその対処法をつくってあることがすごいと思った。はやぶさの持ち帰った砂が役に立つとうれしい。 (小学5年)

「子ども手当の意味」
子ども手当は本当に必要なのか、今の日本にそのお金を出す余裕があるのか私は思う。それに子どものいない家にとって利点はあるのか…。お金を循環させるためには、もっと明確な使い道を決めるべきだと私は思う。それが景気向上に繋がると思う。 (中学3年)

「尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件」
船長を逮捕するという日本の行動は間違っていない。自分の国のことだけを考えて自分達の誤りを認めない中国がおかしい。レアアースの禁輸におどされて日本は弱気になってはいけなかったと思う。これから日本は世界の国々と本当の意味で対等につきあうべきだ。 (中学3年)

「地球の悲鳴」
私たちはこの夏、暑い暑い!と言ってきた。これは地球の叫び声だと感じる。人間は森を焼き、地面をコンクリートで固め地球をどんと温めた。今年の猛暑は地球で自分勝手にどんどん環境を破壊してきた人間への仕返しではないかと思う。 (中学3年)

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 【 入選 】


「日本の政治」
二大政党制だった日本もいつしか多党制となり国民の意見をより反映させる事が出来るようになった。しかし、多党制である事で、民主党や自民党ではない党を支持するようになった。これは今後日本の政治を大きく変える出来事の始まりだと思う。 (中学3年)

「チリ落盤事故で作業員33人無事救出」
「どうせ誰も助からないだろう」経済的にあまり発達しているとはいえないチリでの事故。残念だが助かる確率は少ないと思っていた。しかし、チリの人々は違っていた。必ず助ける助かるという熱いものが伝わってきた。他人事と思っていたので胸を打たれた。 (中学3年)

「時効制度廃止」
時効制度廃止にぼくは賛成だ。何年たっても犯した罪は消えないし、被害者やその家族は絶対犯人を許せないと思うからだ。時効が無くなると犯人は、逃げ続ける目標がなくなり、気力がもたず自首をする可能性が大きくなるだろう。犯した罪は一生かけて償うべきだ。 (小学6年)

「電子化社会」
今では電子書籍で本を読めるようになっている。これは、今の文明の産物といえるだろう。安いお金で本を読めるし、荷物がかさばらなくてすむ。だが、明るい画面の中にある文字の羅列は、紙に印刷された文字と同じ感動を与えられることができるのだろうか。 (中学3年)

「日本の姿勢」
尖閣諸島問題では日中間の溝が深まると共に日本政府の弱腰が露呈した。中国への弱腰は対中領土問題を持つアジア諸国にも影響を与えるだろう。私は日中関係の修復も重要だがアジアの中の先進国であり、リーダーとしての日本の姿勢も考え直す必要があると思う。 (中学3年)

「日中関係最大の危機」
日本と中国、場所は近いが、少し間をおいてしまう関係がそこにはある。衝突事件、そんなに大きそうな事件ではないが日本と中国の関係には、大きなきれつがはいってしまった。日本と中国がつくりあげた歴史をこれから起こる事件や出来事でこわさないでほしい。 (小学6年)

「世界がみとめた代表(チーム)日本代表」
サッカーW杯ベスト15。世界もみとめた。ぼくもおどろいた。最初は、まったくチームがきのうしてなかった。しかし、あきらめず、練習をつみ重ねて、つよくなった。あきらめない、勝つんだという強い心を感じた。信じる力が、大切だとW杯で分かった。 (小学6年)

「高齢者所在不明問題」
今年の7月、高齢者所在不明が大きな問題になった。生きていたら110歳をこえる高齢者もたくさんいた。私は将来自分が死んでしまった後がとても不安になり、もっと地域の方の協力が必要だなと実感した。みんなで協力し話しかけたり家に行ってあげることが必要だ。 (中学3年)

「探査機「はやぶさ」帰還!」
「はやぶさ」が7年の時を経て、地球に帰還した。途中、いろんな苦難に見回れたけど、発見のつまったカプセルを無事持って帰ってきてくれた。将来、苦難が起きたとしても、「はやぶさ」にあきらめずに目的を達成するということを教えてもらった気がする。 (小学5年)

「国民の声」
今の民主党は政権を動かす勢力を持っていない。それは、国民の信頼が低下しているからだと思う。小沢さんの一件もあり、普天間の基地問題などもあやふやな態度をとり続けているからだ。今、民主党に必要なのは、国民の声に耳を傾ける決断力だ。  (中学3年)

「国民も政治が良くなることを望んでいる」
今年の政治も政党どうしが対立しあってろくな話し合いが無かった。そんな姿を見せられれば国民も政治に積極的に取り組めるはずがない。国民の一人として言うのであれば「もっとはっきりとした政治」をしてほしい。自分でできないからこそ国民は見て聞いて考える。 (中学3年)

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 【 佳作 】


「遺族に一筋の光」

4月、時効制度が廃止された。このニュースで一体、どれほどの遺族に喜びが訪れただろう。今までは、何人殺しても、十五年たてば犯人は時効という盾に守られる。でも、その盾は消えた。しかし、すべての盾が消えたのではない。あなたは、これをどう思いますか。 (中学2年)

「未来の地球を守るために」
今年の夏の猛暑は異常だった。日本のあちこちで猛暑による死者がたくさんでた。私は夏が好きだけど夏のこわさを今年すごく感じた。原因は私たち人間がつくっているのかもしれない。未来の地球を守るために私たちが今やれることはなんだろう? (小学5年)

「消えゆく町の本…」
今年アップル社からiPadが発売された。その機能に電子書籍があり続々と数が増えてきている。とても読みやすく、まるでコンパクトな本棚だ。しかし問題があり、iPad使用者が増えてゆくと本屋が消えてしまうかもしれない。私は本の感覚を忘れないでいたい。 (中学2年)

「サッカーW杯2010」
4年に1度の誰もが夢見る大会。そこで日本は輝きを放った。日本代表は岡田監督を中心にベスト4を目標とした。本大会ではベスト16で散ったがW杯前の不振を一蹴した。しかし平均身長にあまり差がなく身体能力も高くないスペインが優勝したから日本もできる。 (中学2年)

「海上保安官の正義」
9月、尖閣諸島沖で中国の漁船と日本の海保の船が衝突した。日本の海上保安庁の1人が、中国の漁船と海保の船が衝突した際のビデオを世界中に流出させた。海保の一員が行った行動は問題となったが、日本の秩序を守ろうとした海保の一員は、立派だと私は思う。 (中学3年)

「ありえない行動 中国の脅威」
今年、大問題になった中国漁船の衝突事件で絶対に中国は故意にやったと思います。なのに日本はそのビデオが流出して大変だと言っているのはおかしいと思います。堂々とそのビデオを公表すればよいのに公表しないからあまく見られると思います。とても心配です。 (中学1年)


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●2010年度 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2010年11月15日 〜 12月13日

■対 象

小学4年〜中学3年生

■発 表
年内

■ 賞

「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、佳作を選定し、賞状と副賞(関連出版物「現代用語の基礎知識 学習版2010」他、文具券)などを贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
  井手重昭 (元NHK解説委員/NPO現代用語検定協会代表理事)
片岡 輝 (前東京家政大学学長/NPO現代用語検定協会理事)
大野幹憲 (弁護士/NPO現代用語検定協会理事)
清水 均 (自由国民社編集局編集長)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
NPO次世代教育推進機構
NPOベターライフ・スタイル

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

■応募方法

こちらの応募シート(2ページ目)に記入後、下記の住所に郵送するか、FAX、メールで応募して下さい。

NPO現代用語検定協会
〒206-0823 東京都稲城市平尾1-54-6
TEL.042-331-2172 / FAX.042-350-6217

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●事務局   特定非営利活動法人 現代用語検定協会
         〒206-0823 東京都稲城市平尾1-54-6
         TEL. 042-331-2172  FAX. 042-350-6217
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