2014(平成26)年「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
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第17回(2014年/平成26年) ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)
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2014年を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
子どもが選んだ重大ニュース』と
『100字コラム』

第17回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告


 「現代用語能力検定」「作文検定」「小論文検定」を主催する、内閣府認可NPO現代用語検定協会では、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。この事業は、『子どもが選ぶ重大ニュース』と『100字コラムコンクール』の応募で構成されています。今回で第17回目となるこの事業は、NPO次世代教育推進機構、 (株)自由国民社、教育開発出版(株)の御協力を得て、2014年11月5日〜12月5日に実施し、このほど、その集計結果をまとめました。なお、この調査は、全国の約1214名の児童・生徒が参加、アンケート記入方式で実施しています。
 さまざまな情報があふれる社会状況のなかで、現代の子ども達が2014年の出来事に対してどのような関心を持ったかの一端を垣間見ることができる結果となっています。


●主 催
●協 賛
●協 力

NPO現代用語検定協会
NPO次世代教育推進機構
(株)自由国民社
教育開発出版(株)

 


= 目次 =

子どもが選んだ2014年重大ニュース

調査・集計方法

『100字コラムコンクール』

2014年 応募要項 <受付終了>



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●子どもが選んだ2014年重大ニュース


順位 ニュース項目 ポイント
エボラ出血熱感染拡大
7753
消費税8%に引き上げ
6412
御嶽山噴火
6199
デング熱感染者が拡大
6085
錦織圭選手が世界で活躍
4873
広島で大規模な土砂災害
4584
広がる危険ドラッグ
4336
ベネッセで過去最大の情報流出
3443
日本人3人がノーベル物理学賞受賞
3314
10
ソチ冬季オリンピック
3096


「エボラ出血熱」に高い関心
「危険ドラッグ」「錦織選手の活躍」「自然災害」にも多数のコラム

 2014年のトップ3は、エボラ出血熱感染拡大/消費税8%に引き上げ/御嶽山噴火――でした。

 コラムでは、「広がる危険ドラッグ」をテーマに取り上げたものが多く、早急な対策、手を出さない勇気が必要だとしています。錦織選手の活躍には、あきらめない勇気・夢・希望をもらったと多くの子どもたちが感動を味わったようです。また、広島の自然災害・御嶽山の噴火・消費税は身近な問題として捉えたコメントが多くみられました。個人情報流出問題は自分の情報が流出していた子どもたちが多かったことから、個人情報の重大さを被害者の立場でうったえています。エボラ出血熱をテーマに取り上げたものも多く、早く感染を防ぐ対策が必要だとしています。集団的自衛権では、ほとんどが戦争をしてはいけない、過去の過ちを繰り返してはいけないとコメントしています。ノーベル平和賞を受賞したマララさんに感動し、教育を受けられる自分たちの幸せを実感するこどもたち多く見られました。

 他人任せではなく、たとえ今私達にできることがなくても、それを理解し世界へ、未来へと広めていくことこそが問題の根本解決だというような意見に、子どもたちの前向きな明るさや、誇り、そして教育を大切にする気持ちが伝わってきました。

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●調査・集計方法

●調査・集計方法
 この調査は小学4年生〜高校3年生までの子ども達に、2014年1月から10月までに報道された<国際情勢><政治/経済><情報/社会><環境/科学><文化/スポーツ>の5つの大分野ごとの出来事から2014年の重大ニュースを選んでもらう方法で実施しました。
 調査は、現代用語検定協会の理事が候補ニュースを23項目選定して応募シートを作成、そのシートをもとに一人ひとりのベスト10を選んでもらう方法をとりました(23項目以外のものは記述式で受けつけました)。調査期間は2014年11月5日〜12月5日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受けつけたところ、投票総数は1214通でした。
 集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、各ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けしています。

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●『100字コラム』コンクール


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。
 なお、以下入賞作品の発表に際しては、個人情報保護の立場からすべて匿名としました。


●入賞コラム

「100字コラム」コンクール入選作品は以下をご覧下さい。

 【 大賞 】

「“戦争”再び」
「物資を送るだけ」それでも戦争に手を出していることに変わりはない。日本は戦争をしない国。そんな日本が戦争に関わることをしても良いのか? 六十九年前に終わった戦争を再び私達で復活させてはならない。日本はどこの国よりも戦争の無念さを知っている。 (中学3年)

「危険ドラッグの恐怖」
東京や外国だけで起こっていると思っていた危険ドラッグによる事故が、私達の住む宮城県でも起こっていた。麻薬は私達のすぐ側まで迫っている。「1回だったら大丈夫」そんな甘い誘惑に負けてはいけない。甘い誘惑をしっかり断る強い気持ちが大切だ。 (小学6年)

「思いやりを忘れない」
戦後最悪だと言われた火山災害。そんな中でたくさんあった思いやり。思いやりの話を聞いたとき、「私にはできない」と思ってしまった。でも、できないじゃダメなんだ。小さな思いやりが、誰かの命を救うかもしれない。そのことを忘れてはいけない。 (中学2年)

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 【 優秀賞 】

「私たちがすべきこと」
子どもたちに教育を受ける権利を与えることを訴え続けた2人。彼らの勇気ある行動は世界中に平和の灯をともしてくれたのではないだろうか。このことは、私たちが毎日当たり前のように学べている幸せに感謝し、精進していく機会になったのではないかと思う。 (中学3年)

「スコットランド住民投票」
スコットランドの独立運動は、イギリスだけでなく、世界が抱える問題である。自由を勝ち取る為の運動と思われる一方、周囲と壁ができ、紛争を引き起こす要因ともなりうる。世界各地で紛争が多発している今、共有の価値観を持つことこそ必要ではないか。 (中学3年)

「増税した意味はあったのか」
日本は消費税を8%にしたが、何も変わってない。企業の給料が上がる中、介護職のホームヘルパーなどは給料を減らされている。高齢社会のこの社会でこの対策をとるのはおかしいのではないだろうか。10%にしても何が変わるのか。意味はあるのか。 (高校3年)

「香港の学生ら政府に反発、デモに」
香港の政府に対する理不尽な政治に反発し始めた学生らが反政府デモを起こした。日本は政府が国民に対し、苦しい法を発表しても、私たちは何もせず、理不尽さに怒っているが、香港の学生たちは活動し、デモを起こしてやめさせようとしている強さがうらやましい。 (高校生)

「子供たちに贈る平和」
日本では子供たちが教育を受けるのは当然である。が、世界ではまだ教育権を認めていない国もある。教育は、ただ勉強をして知識を増やしていくだけではない。思いやりの心を育むものである。世界中の子どもたちが、心の教育を受けることが平和への第一歩だろう。 (高校1年)

「今まで意識しなかったもの」
4月に消費税が引き上げられた。これによって一番身近に変化が見えたのが、スーパーの税抜き価格表示だ。これにより、税抜き価格と税込み価格の差額を計算するようになった。毎日の買い物の中で税を意識するようになったことで社会の一員なのだと実感させられた。 (高校1年)

「自分自身」
「危険ドラッグ」と耳にしても使用する人が後を絶えない。なぜだろうか。物騒な世間のせい? 周囲の影響? 違う。そんなのは言い訳で全ては自分のせいなのだ。もっと自分自身を危険から守るべきではないだろうか。愛する誰かを自分では守れなくなる前に。 (高校1年)

「自分の思いを言葉に!!」
ノーベル平和賞を受賞した、マララ・ユスフガイさんは、世界に女性や子供の教育権を訴えた。私たちは、思った事を発言できているだろうか? 今の世の中発言したくてでもできないことが多い。しかし、勇気を出して発言することが未来への一歩に繋がっていく。 (高校1年)

「おじさんパワーで銀メダル」
ソチ五輪でスキージャンプの葛西紀明選手が41歳で銀メダル。オリンピックでメダルをとる夢を41歳でかなえたのはとてもすごいことだと思う。葛西選手のようなおじさんもがんばっているので全国のお父さんや政治家などにも見習ってほしい。 (小学4年)

「ヘイトスピーチに反対!!」
私はヘイトスピーチに反対だ。ただ生まれた国だけで差別をされるなんておかしい。なぜ人は差別をしてしまうのだろうか。ヘイトスピーチにより争いが起き、よけい平和ではなくなる。私はヘイトスピーチをなくし平和で明るい国を目指したい。 (小学6年)

「孤独という病は薬では治らない。」
今年、危険ドラッグの被害が急増した。スマホという便利な物が以前より人とつなぐ事をより可能にしているのに、孤独を感じる人が多いのはなぜだろう。困惑した社会の中、ぽつりぽつりと出てくる現代がもたらしたガン細胞。これ以上転移しない事を願う。 (高校1年)

「平和の壁」
今、日本の平和の壁が崩されようとしている。平和の壁に守られてきた私達には想像もできないような残酷な戦争で命を落とした人々は数知れない。それなのに集団的自衛権の行使の容認が閣議決定された。私達が再び火の海に飛び込むかは私達の意志にかかっている。  (高校1年)

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 【 入選 】

「自分の将来、自分次第」
今や毎日のように耳にする、危険ドラッグに関するニュース。ドラッグを作り出す大人たちも悪いが、それ以上に子供のうちから、しっかりと薬物乱用の害について教育を受けることが何より大切なのではないだろうか。自分や周りの人達の明るい未来のために。 (小学6年)

「個人情報の流出の恐怖、身近な事件」
私は、前からベネッセを利用している。このニュースを見た時は、自分は大丈夫だろう、と思いこんでいたが、数日後に個人情報の流出の手紙が届いていた。今回の事件が起こり、個人情報の大切さ、流出の恐怖とともに、多くの事件がとても身近に感じられた。 (中学1年)

「今、できること」
致死率が最大で90%にも上る危険性の高いエボラ出血熱。特効薬も無い中、感染を恐れず患者と向き合う団体がある。彼ら活動が住民の心を助け、私達の心に勇気と感動を与える。彼らのような活動はできなくても、この感染症を理解することは私達でもできるはずだ。 (中学3年)

「世界文化遺産を誇りに思う心」
富岡製糸場が世界文化遺産へ登録された。私の住む広島県では原爆ドームや厳島神社が登録されている。その地に住む者として誇り高い事であるという事を忘れず、その事についての知識や自分の考えをしっかり持っておく事が必要なのではないのだろうかと強く思う。 (高校3年)

「人の命、自然の命」
誰も防ぐ事のできない自然災害。広島での土砂災害では多くの命が失われた。しかしこれは、元々山であった土地に人間が家を建てた事が1つの原因だ。誰を責める事もできないが、年々自然災害が増加している今、自然との共存がこれからの人間の課題だといえる。 (高校1年)

「希望」
才能やセンス、運だけでは補うことのできない「磨いた実力」という力がある。一つの球と一本のラケットから生み出されていく無限大の可能性は、次第に世界中の人々の「希望」に変わっていく。実力で形成された世界を、今日も私達は見守る。 (高校1年)

「夢を追いかけて」
今年全米オープンテニスで準優勝した錦織圭選手。彼のどんなボールにも食らいついていく、諦めない姿勢は世界中の人々を感動させた。彼はまだ夢の途中だと言う。目標に向かって努力し続ける彼は本当に凄い。難しくても諦めずにやろうという勇気をもらえた。 (高校1年)

「耳を傾けて」
私たちは今、毎日当たり前のように勉強し、生きている。でも、それが当たり前ではない人も世界にはたくさんいる。どうして同じ人間なのにこんなに差があるのだろうか。私たちは、普通である幸せをかみしめ、世界の声に耳を傾けるべきだと思った。 (中学3年)

「御嶽山と時の流れ」
御嶽山噴火からすでに2か月。噴火直後はニュースなどで大々的に報道されていた。だが今となってはどうだろう。ニュースに出てこないどころか話題にも出てこない。こうして忘れさられていくんだろう。私達が出来ることは「忘れない」ということではないだろうか。 (中学3年)

「助け合いでつながる命」
いつ起こるか分からない自然災害。例え、防災情報があっても届かなく負傷・死亡する人もいるが、人の絆によってつながる命もある。服をかしたり、食料を分けたり温かい心があれば命が絆がつながっていく。年齢・性別関係なくこれからも命あるものは助け合おう。 (中学1年)

「つなごう手、つくろう輪。」
今年も日本中、世界中であらゆる自然災害が起こった。私達は自然には敵わないが助け合うことができる。手を取り合おう。左手で誰かの手を取ったら誰かの手が右手を取ってくれるだろう。そうしていけば、地球上で”輪”ができていく。 (高校1年)

「平和な日本 〜Forever〜」
私は、集団的自衛権の行使に反対だ。なぜなら、世界に誇る憲法九条の下、約70年間守り続けてきた私たち日本の平和が、壊されてしまうのではないかと思うからだ。イスラエルなどの中東諸国のような争いの当事者に、絶対私はなりたくない。 (高校1年)

「使わない勇気」
危険ドラッグを吸うことは絶対にしてはならないことだ。危険ドラッグは確かに、一時的に気持ちが良くなり楽になると思う。しかしその快楽とひきかえに、自分の命や人の命を奪ってしまうかもしれない。どうか、危険ドラッグを吸わない勇気を持ってほしいと思う。 (中学1年)

「学ぶ大切さ」
今の日本は、子どもが学ぶことは義務として権利として保障されている。しかし、他の国ではそうでないところもある。私は、子どもは世界共通で勉強、学ぶことは大切だと思う。子どもは学べることに感謝し、大人はその環境をつくっていくことが大切だと思う。 (中学3年)

「忘れることの恐ろしさ」
今なお広がり続けるエボラ出血熱。安全の保障などない所で医者として患者を救おうとしていることを我々はどう捉えるべきか。一つの出来事と終わらせても進歩はない。今できることは、世界の命を守るためにこの病気の恐ろしさを理解し、忘れないことだ。  (中学3年)

「感染症に立ち向かう」
私はエボラ出血熱が印象に残った。私には病院で働きたいという夢があるが、欧米では医師が感染した。けれど、私はこの夢を諦めず、この感染症に罹る人が減少するために、希望を持って医療現場へ加わっていきたい。そして、多くの人の笑顔が見たい。 (高校2年)

「道徳心を育てる教育」
個人情報を売り渡されたことが、会社に多大な損害を与えた。金銭が絡んだ不正が後を絶たない。だからこそ、信頼できる人を育てる教育が必要となるだろう。本当の道徳心を持った人が、社会の財産となるのだから。  (高校1年)


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●2014年 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2014年11月5日 〜 12月5日

■対 象

小学4年〜高校3年生

■発 表
2014年12月末

■ 賞

「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、佳作を選定し、賞状と副賞(関連出版物「現代用語の基礎知識 学習版」他、文具券)などを贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
井手重昭 (元NHK解説委員/NPO現代用語検定協会代表理事)
片岡 輝 (前東京家政大学学長/NPO現代用語検定協会理事)
大野幹憲 (弁護士/NPO現代用語検定協会理事)
清水 均 (自由国民社編集局編集長)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
NPO次世代教育推進機構

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

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