2023年(令和5年)「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
現代用語検定協会HPトップへ
検定
「現検」(現代用語能力検定)
作文検定
小論文検定
イベント
自己表現力コンクール
ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)、子どもが選ぶ重大ニュース、「100字コラム」コンクール
GKS・ジャーナリスト大賞(G・J大賞)、学生(高校生・大学生・専修学校生)が選ぶ重大ニュース、「100字コラム」コンクール
身につける
はなの作文指導者養成講座
教材・出版物
現代用語の基礎知識学習版
表現の4技能を伸ばす教材
企業・団体の方へ
リンクサイト集
入力フォームからのメール問い合わせ
個人情報保護方針について
特定商取引法に基づく表示
現代用語検定協会 事務局 info@genken.com宛のメール作成
歴史に学び 未来を望んで 現代を知る
 ホーム > ジュニア・ジャーナリスト(J・J)大賞
第26回(2023年/令和5年) ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)
  第26回
(2023年)
第25回
(2022年)
第24回
(2021年)
第23回
(2020年)
第22回
(2019年)
第21回
(2018年)
第20回
(2017年)
第19回
(2016年)
第18回以前
(2015年)
 
|  子どもが選んだ2023年重大ニュース  |  調査・集計方法  |  100字コラムコンクール |  応募要項  |  

2023年を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
『重大ニュース』と
『100字コラム』

第26回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告


●主 催
●協 賛

●協 力
NPO現代用語検定協会
教育開発出版(株)
NPO次世代教育推進機構
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
NPOマナビエル

 


= 目次 =

子どもが選んだ2023年重大ニュース

調査・集計方法

『100字コラムコンクール』

2023年 応募要項 <受付終了>



トップへ

●子どもが選んだ2023年重大ニュース


順位 ニュース項目 ポイント
1
いつまで続くロシアのウクライナ侵攻
4779
2
イスラエルとハマスの戦闘
4358
3
ジャニーズ事務所解体
3478
4
大谷翔平選手の活躍
3099
5
新型コロナウイルス5類に引き下げ
2981
6
世界の平均気温が観測史上最高
2697
7
少子高齢化進む
2503
8
ビッグモーター捜索
2128
9
アルプス処理水海洋放出開始
1904
10
AI 人工知能 社会の課題
1699


戦争が日常となることへの危機感
心から平和を願う声と未来への希望

2023 年の「重大ニュース」トップ3は、いつまで続くロシアのウクライナ侵攻/イスラエルとハマスの戦闘/ジャニーズ事務所解体――でした。11位に「日本シリーズは阪神が日本一に」、12位に「広島サミット」、13位に「藤井聡太八冠誕生」と続いています。

1位と2位を戦争や紛争のニュースが占め、子どもたちのなかには心から平和を願う声だけでなく、長引く状況に戦争が日常となってしまったことへの危機感も見られました。3位の「ジャニーズ事務所解体」では、今まさに自分が「推し」ているグループを心配する率直な声が多くありました。終わりの見えない紛争や環境問題、温暖化や少子化など、未来への不安が大きくのしかかるなか、4位の大谷翔平選手と11位の日本シリーズ、13位の藤井聡太八冠は子どもたちに夢と希望を与えるニュースとなりました。しかし、それらだけが明るいニュースではありません。子どもたちはさまざまな社会問題にまっすぐに向き合い、自分に何ができるか、どうすればその不安な状況を改善できるかを考える姿がコラムに目立ちます。そのことこそが、未来への明るいニュースだと信じています。

ニュースに対する自分の考えを文章にして表現し発信することは、子どもたちにとってとても貴重な体験となったのではないでしょうか。この調査をきっかけに、子どもたちが社会の状況を自分のこととして捉え、疑問を持ち、考えてくれることを願っています。

トップへ

●調査・集計方法

●調査・集計方法
この調査は小学4年生〜高校3年生までの子どもたちに、2023年1月から11月17日までに報道された <国際情勢> <政治/経済> <情報/社会> <環境/科学> <文化/スポーツ> の5つの大分野ごとの出来事から2023年の重大ニュースを選んでもらう方法で実施しました。
調査は、現代用語検定協会の理事が候補ニュースを17項目選定して応募シートを作成、そのシートをもとに一人ひとりのベスト10を選んでもらう方法をとりました(17項目以外のものは記述式で受け付けました)。調査期間は2023年11月20日〜12月8日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受け付けたところ、投票総数は679通でした。
集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けしています。

トップへ

●『100字コラム』コンクール


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。


●入賞コラム

 【 大賞 】

「人間しかできないこと」
今年5月、AI戦略会議第一回目が開かれた。AIが俳句すら詠める現代、人間にしかできないこと。それは他者を思いやることではなかろうか。それなのにあちこちに転がる悪口、悪口、悪口。「思いやり」ですらAIに負けていてどうするのだろう。
(中学3年)

「聖なる夜へ祈りを。」
ロシアのウクライナ侵攻から2年が経とうとしている。来たる12 月25 日、同様にキリスト教を侵攻する両国はどうなるのだろうか。かの第一次世界大戦でもクリスマス休戦があった。侵攻から信仰へ。一刻も早い悲劇の終結と平穏な日常を聖なる夜に祈ろう。
(中学3年)

トップへ

 【 優秀賞 】

「AIは人間よりもすぐれている……?」
AIの機能が発達していく中で生きていく私達。何が正しくて何が間違いなのか分からないくらいの沢山の情報を誰でも流せる時代になった今。だからこそ今を生きる私達にはメディアリテラシーが必要とされている。情報をすぐ鵜呑みにせず、一度疑ってみてほしい。
(中学3年)

「この感情を忘れずに」
最近、ディープフェイク技術を使ったフェイク動画の投稿が増えてきたという。もし世界中の人がだまされてしまったら 怒り、悲しみ、混乱が人々の心をむしばむだろう。それは本当に恐ろしいことだと思った。この「怖い」と思う心を忘れずに、これから慎重にAIに向き合っていこうと思う。
(中学2年)

「強い、強い! 阪神タイガーズ!」
「六甲颪に 颯爽と 蒼天翔ける 日輪の 」超満員の京セラドーム大阪にこだまする、38年間待ちわびた「六甲おろし」。勝てない時もあった。栄冠の前で砕け散ったこともあった。しかし、虎は決して諦めなかった。あぁ、タイガース。勝利の栄冠が、輝いた。
(中学3年)

トップへ

 【 入選 】

「戦争は日常になってしまうのか」
ロシアがウクライナに侵攻して、1年10 ヵ月もたつというのに、いまだに激しい戦闘が続いていてこれが日常だと思うととても怖い。日常にあってはならないものが自分の中で日常になろうとしている。もっと世界について考えてみようと思った。
(中学2年)

「宗教は元々人を幸せにするためではないか」
二ヵ月目となる、イスラエルとハマスの戦闘。今までにも幾度となく行われてきた宗教戦争の背景には何があるのだろうか。ニュースでも度々取り上げられる宗教の問題だが、宗教は元々人を幸せにするためにあったのではないか。私たちは今、考える必要がある。
(中学3年)

「戦争」
イスラエルとハマスの戦闘というニュースは突然飛び込んできた。ロシアの戦争もそうだが、戦争を経験したことがない私は、いまだ現実として受け入れられない。これは平和ボケなのかもしれないが、平和ボケができるほど世界が平和になってほしい。
(中学3年)

「未来のために」
少子高齢化で、田舎が過疎化状態にある。それは、自分の住んでいる町にも影響を及ぼしている。過疎化を止めるには、他の町、市、県から人が来るような政策を考えなければならない。これらを解決するのは「自分のこととして考える」ことが大事なのではないか。
(中学2年)

「AIの発展に期待半分、不安半分」
近年、AIは急激な発展を遂げている。AIの発展によって作業効率の向上やコストの削減になるのはいいことだ。しかし、雇用の減少や、詐欺などの犯罪にも繋がってしまうことがある。今後のAIの発展には、期待半分、不安半分である。
(中学2年)

「自分たちの地球を自分たちで守る」
誰もが知る「地球温暖化」の影響によって年々気温が上がり続けている。気温の上昇は自然現象だが、人工的な原因があることを忘れてはいけない。未来の地球をどうすべきか。それは将来を生きる私たちの手によって変わる。そんな意識が大切となってくるだろう。
(中学3年)

「何もかも奪う戦争」
イスラエルとハマスの戦闘が続いている今、何も関係ない民間人の命が奪われた。戦争は、温かい日常を奪い、愛情、人生、命までも奪われていく。大切なものを奪う戦争は楽しい人なんていない! やりたくてやっている人なんていない! 戦争なんてやる意味ない!
(中学2年)

「正義」
イスラエルとハマスの戦闘が続いている。どちらも自分たちの正義によって繰り広げられている。戦争は何があっても起こしてはいけない。戦争をしても誰も幸せにはなれない。正義とはなんなのか、正義とは何のためにあるのか?
(中学2年)


トップへ

●2023年 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2023年11月20日 〜 12月8日

■対 象

小学4年〜高校3年生

■発 表
2023年12月末

■ 賞
「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、入選を選定し、賞状と副賞を贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
片岡 輝 (東京家政大学名誉教授/NPO現代用語検定協会代表理事)
清水 均 (元 現代用語の基礎知識 編集長/現代用語検定協会理事)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
教育開発出版株式会社
NPO次世代教育推進機構

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

トップへ

●事務局   特定非営利活動法人 現代用語検定協会
         〒215-0006 川崎市麻生区金程2-3-13 坂野テラスB-2
         TEL. 044-281-3262  FAX. 044-281-3263
         メール info@genken.com

サイトマップへ 「現検」(現代用語能力検定)、作文・小論文検定、自己表現力コンクール、J・J大賞の「現代用語検定協会」トップページへ 歴史に学び 未来を望んで 現代を知る